偽りの自己とはの意味


解説

万能主義の人、完璧主義の人によく見られる傾向。

対人関係において、ありのままの自分では無く、人から良い評価を得られる作られた自分を演じる行為。

本人はこの行為自体を相手を思いやり、そうすることで自分が認めてもらえると思っている。
しかし、やがて相手が好いてくれているのは「本来の自分」ではなく「演技された偽りの自分」であると思い、深い関係になる手前で相手との関係を拒絶する。

よくある弊害として
「恋愛において誰も好きになれない」
「自分は無価値な人間だ」
「物欲や金銭欲がほとんどない」
などがある。

偽りの自己にはいくつかの分類があり、それぞれ1つづつではなく、複数を同時に兼ねる場合があるのも特徴だ。

失敗している姿を見せる事を拒絶し、根拠の無い状態で相手を信用させる言動を放つ。
全ての事を一人でこなしたいと思い、謙虚な姿勢をみせつつも相手を見下している。
これを「優等生タイプ」と分類される。


人から愛される価値が無く、まったく無価値で存在意義がないと自分を責めている。
相手に歩調を合わせる事で良い評価を得られれば、自分自身が満たされると誤解している。
女性で言えばダメンズウォーカー、男性でいえばモンスター的な女性と付き合い安い。
これを「マゾタイプ」と分類される。


優等生タイプと対照的に、一人では何もできず常に誰かの承認が必要。
さして問題とは言えないような事を大げさに取り上げ、その問題に対処していることで「何かをやっている」と思いこんでいる。
人からの要求には可能な限り応えたいと思っている。
恋愛において相手を束縛し、愛を独占したいと思う。
これを「依存タイプ」と分類される。または典型的な「かまってさん」と言える。


あらゆるものを独占したいと思い、手に入れたいと思うと直ぐに実現できないと気が済まない。
これがきっかけで万引きや詐欺を働いてしまう傾向もある。
何かを手放す事で得られる事よりも、失う恐怖を恐れるあまり、自分の許容を遥かに超えた諸問題を抱える事になる。
他人を信用せず、常に自分が正義であって正しいはずだと思いこむ。
これを「支配者タイプ」と分類される。


経済的欲求や物欲が極めて低く、どこか精神世界と繋がっているような空気を醸し出す。
物理的なトラブルへの対応が苦手で、競争や闘争が好きではない。
誰かと争う事になれば容易に勝利を相手にゆずり、そうした行為は実に崇高だとも思っている。
恋愛においても真剣交際に発展する事がほとんどなく、愛される価値の無い自分に誰かを愛する価値などないと思っている。
これを「仙人タイプ」と分類される。


どの傾向にも言えることだが、幼少期の親からの教育が強く影響している。
全ての分類は心が成熟していく過程で自然と解消されてゆくが、40代、50代になっても抜け出せない未熟な人もいる。


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