頂いたご相談のまとめ


人を許すということ



先日質問させていただいたものです。
アドバイスありがとうございました。
ただ与えることだけに感情を切り替えようと少しずつ実行していますが、疑問があります。

管理人さんは「あの人にはあの人の事情があったのだと許す気持ちを持つことです。」と仰いましたが、どこまでも許すべきなのでしょうか?

例えば、約束を守らない人は数回許せたとしても、度重なったとき「この人はこういう人なんだ」と受け入れはできても、もう信用がなくなって付き合っていけなくなってしまいます。
また「見返りを完全に求めない」というのは悪い人にいいように使われてしまわないのでしょうか?

対価を求めてモチベーションを上げるのは良くないことなのでしょうか?
恋愛の相もソウルメイトもでていないのにどうしてこんなに惹かれあうのでしょうか?
幸せな気持ちはすぐに消えてしまうのに、嫌なことはいつまでも残るのは何故でしょうか?

管理人さんは私に「最初は難しいかもしれませんが、ただ与えることだけに感情を切り替えて見てください。見返りを完全に求めないようになるまでには時間がかかるかもしれませんが、あの人にはあの人の事情があったのだと許す気持ちを持つことです。」とアドバイスをくださいました。

どうしてそのようなアドバイスができるのでしょうか?
私は他の方の相談も読んでいて、とても参考になります。
このようなサイトを運営している管理人さんにとても興味があります。

とりとめのない文章ですみません。
お読みいただきありがとうございました。
私の生年月日は1984/4/21です。

[管理人からの回答]


どこまでの青く透き通った空。
ゆっくりと動きながら、形を変える雲。

私は海と空を眺めるのが好きなのですが、こうしてここちよい気温の元で空を見ていると、身の回りで起こる出来事など取るに足らない事に思えてきます。



ご相談、、、といいますかご意見でしょうか。
拝見しました。

人を許すという事について、どこまでの許す必要があるのかという事ですが、どこまでも許すべきでしょう。
少なくとも私はそう思います。

それはなぜかというと、許すという本当の意味は相手を許すということではなく、怒りの感情を持った自分を許すために相手を許すということだからです。

誰かに対して許せないと思う感情は、自己と他者を分離し自分への利が害されたと思う時です。
しかし、意識レベルで全万物が繋がっているという高い次元の感情に向かうためには、自己と他者を区別する事を極限まで抑える必要があります、そしてそのためには怒りの感情を抱かないような訓練が必要です。


生まれたばかりの私たちは自己と他者との区別がありません。
しかし、目を開き母親の顔を見た瞬間、そこに他者という概念が生まれます。
やがて年齢を重ね死を迎える時、世界のあらゆるものへ感謝することができ、自我が消滅して自己と他者との境界は再び無くなります。
そして元居た精神の世界へ還るのでしょう。


あなたがどこまで許すべきかと問うのは、恐らくあなたの中に自己への利益執着がまだ多分にあるからだと思います。
当然現世界で生きて行くためには財貨が必要ですから、利益を求めるのは理解できます。
しかし、宇宙に存在する多くのものは作用反作用の法則、エネルギー不変の法則で成り立つことを忘れてはいけません。

例えば時間に毎回遅れてくる人に対してあなたは、待たされた自分の時間的損失を怒っているのかもしれません。
しかし、その人から見れば遅れたことで得られた利益があり、それは巡り巡って社会に還元され広く薄くあなたにも降り注ぎます。

自己への執着があると、自分の損失を過大意識して相手を責めてしまいますが、その損失と思えるものも誰かの利益になっているのだと思えるようになると、もやもやした気持ちは消えて行きます。

もし管理人である私がその方に何かしらの意見を伝えるのだとすれば、それは毎回約束に遅れてると、あなた自身が「約束を守らない人」というレッテルを貼られてしまう事への注意として指摘します。


悪い人に利用されてしまうのではないか?というあなたの危惧はごもっともです。
恐らくあなたは、許す事と我慢することを混合されております。
あきらかに悪意ある相手に対して、何もかもを許すというのはよろしくありません、そういう場合には対決するべきですし、そういう人には関わらない方がよいでしょう。

ここでいう許すというのは、自己への怒りの感情を調整するため、また自己と他者との区別を極限まで薄くするための行動だと理解してください。



人が人と惹かれ合う事についても触れられておりましたね。
私が相談で書かせて頂いている星の相性は、あくまでも365日という狭い範囲での暫定相性のようなものです。
しかし、人類70億人の意識があるわけですから、当然星の相性だけではどうにも解決できない事象が出現してきます。

むしろ星の相性が全くない相手と惹かれ合い、交際して結婚し、子孫を残してゆく事で次世代に新しい相性が生まれるのだとも言えます。




この世界で生きるすべての生命体は、断続的に生命のバトンリレーをしています。
そのため最も優先されるのは命であって、それはより大きな命の連鎖を優先する傾向があります。

このサイトで、真性社会のコラムを掲載しておりますが、社会的昆虫達は自我がまったくと言っていいほどありません、自己を犠牲にしてでも、より強力な繁殖行動を補助しようとするのですが、これは生命体の基本的形質と言えます。
小さな子供をみればそれが自分の子供ではなくても愛おしいと感じるでしょう、それは私たち人間も、元々はそうした事がプログラムされている証です。



幸せな感覚はすぐに忘れ、嫌な事がいつまでも残る事についてですが、生命を永続的に維持繁栄させるためには、向かってくる危機を回避しなくてはなりません。

そのために、自分が感じた嫌な事、つまり命を脅かす危険性を含んだ事はなるべく記憶に留めておき、そうした事を回避するための判断材料としているのです。

幸福感というのは、嫌悪感が解消された後にわきおこる感情ですから、なによりも生命は居心地の悪さを解消したいと願うのです。

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