頂いたご相談のまとめ

前出のものです.



ぶしつけな質問となり大変失礼いたしました、申し訳ございませんでした。

私は9月6日生まれの女です.
質問を読み返すうち自分の中にこたえが生まれてきました。

自分を成長させていけば、段階的に意見が通るようになると思いました。

それと、自分のポリシーの表し方はいろいろあり、常に本音を言うという選択肢を取らなくてもいいと思いました。

結論には至りましたが、何かまだヒントがあれば、ご回答のほどよろしくお願いいたします。

いくつか質問を読ませていただき、共感している次第です。

[管理人からの回答]


世界を見つめる時に気をつけるべき点は、相対的視点から絶対的視点を持つことです。

例えば豊かさや幸福感というのは、自分の過去の記憶や周囲と比較して初めて評価できる基準である場合が多いでしょう。
自分が貧しいと感じる時には、おそらく今より豊かな時代を経験している事が多いのです。

本当は生きているだけで幸福なのに、ある一定の基準を満たさなければ幸福とは言えないような風潮は、現代社会が経済を動かすために作り上げたマーケティングの一環とも言えます。



世界は見事な旋律を奏でるオーケストラのようでもあります。
目に見える事象は全てが必然であり必要で、あなたや私、草木や水空気も全て協奏曲の音符です。


あなたは自己成長をしたいと願うのでしょうが、成長とは昨日の自分を超える事です。
そして人にはそれぞれ成長の段階があります。

肉体的そして精神的な状況に応じて試練が到来し、それに見合う成長という報酬が得られるのです。
自覚している、していないにかかわらずすべての生命が各自が日々成長していくことが協奏曲の演奏とも言えます。


真の成長とは目に見える能力を磨くことだけではなく、肉体と精神、そして最終的には心・魂の3段階を螺旋状に成長させて初めて1段階向上するものと考えられます。

誰かの怠慢が許せないという心の状態は、あなたの内的な魂の声が、もっと心や精神を成長させたいと現意識に促しているシグナルです。



誰かが他者の怠慢を許せないと憤るとき、心には怒りに近い感情がこみ上げるでしょう。
怒りというのは向けた相手だけでなく怒りを生み出した自分自身も傷つけてしまう恐ろしい刃です。

また怒りというのは、正体が不明でもあります。
目の前の人に怒っていると思いつつ、本当は怒っている自分に怒っている場合もあり、許せないと思う点は、本当は自分にも当てはまる部分でもあり、それが許せなかったりもします。


壮大な演奏は物語を演出します。
時には悲しみを、時には喜びを表現するでしょう。

怒る事は避けて通れません、大切な事はその怒りが何を意味し、運命があなたに何を促しているのかを知る事です。

あなたは自分のパートが来たら、その時に素晴らしい演奏を心掛けるだけでよいのです。
誰かの演奏があなたの演奏に繋がっていて、全てが調和し1曲を構成します。




マズローは晩年、自己実現の先に自己超越という6段階目の欲求階層があることを発表しました。
厳密にいうとこれは欲求ではなく悟りに近いものなのですが、成長発展を繰り返し、完全なる自己実現を行うと、人は我を超越した存在になるというものです。

これはある一定の条件下で起こるというものではなく、人は時折、刹那的に自己超越したり、自己嫌悪したりを繰り返していると私は思っています。


あなたがある瞬間、人の成長をとやかくいうのではなく、自分の成長が他者を感化し、長い目で見れば自分も人も世界も成長できるのではないかと気づいた瞬間は、自己超越の領域に踏み込んでいるとも考えられるのです。

そういた感覚を積み重ねて行くと、やがて自己超越の時間が長くなります。

この領域で心がどのような状態かというと、まず自己と他者との境界が曖昧になります。
意識だけでなく肉体もこの宇宙全体の一部と捉える事ができ、全ての事象は繋がっていると感覚で理解できます。

富や名声を追いかける欲望から完全に解放され、差し出す事のありがたさに気づくのです。


成長することは自分の努力だと感じているうちは、自己実現を現在進行形で実行している状態でしょうが、超越者は成長させていただいているという感謝の感情しかありません。


なぜこのようなことを書いたのかというと、あなたは自己の成長を通じて最終的にどうなりたいのかを考えるべきだと感じたからです。

ある人は飲んで食べ、眠って働き、魂の成長過程に届かずに一生を終える人もおります。
しかし、あなたは自己を発展させたいと明確に感じていらっしゃる。

それは素晴らしい事ですが、その先に何を探そうとしているのかを定めて行動するのと、漠然と物資的な富を求めて努力しているのでは、たどり着く先が全く異なります。

これを機に、常に成長の裏側にある目的や動機についてもしっかり心に留め置き、あなたの内的な声が何を訴えているのかを注意深く聴くようにしてみてください。


そしていつしか自分が成長しているということを忘れた時こそ、本当に自分は成長しているのだと気づけるはずです。


少々生意気な事を申し上げました。
これからのあなたの発展を応援しております。



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