自己嫌悪とは

挫折や苦悩の中に居る人へ


今、苦労している。
または苦痛を感じている人に贈りたいこと。

それは、その苦痛はあなたを生かすために、そして活かすために、あなた自身が選んでいるという事を伝えたいのです。

その理由をご説明しましょう。

その苦痛を理解する前に、まずは生命の進化について考えてみましょう。
私たちは、現代の評価システムの中に居て、物事を効率的にとらえ行おうとするでしょう。

例えば今の仕事で、もっと多くの作業を早い速度で行えたら評価が上がるだろうと考えるのです。
しかし、そのような効率の延長に幸福は、未来はないのです。

私たちの太古の祖先は、微生物から高度な知能を持った人類にまで進化しましたが、その過程は実に非効率な道程でした。

水中生物から陸上へ上がる過程で手(指)が進化しましたが、もし現代社会の「効率」という評価基準にのっとって優秀な生態系を構築しようとしたら、水中の中で王座に君臨するため、体を大きくし、鋭い牙を進化させていたはずです。
しかし、私たちはそうはしませんでした。

一説にはライバルとなる獰猛な大型魚から逃れるため浅瀬に住処を移し、そこで落ち葉をかきわける過程で手が進化し、そのまま陸に上がったという説があります。

また、樹冠で生活していた時期は、地上に恐竜の末裔である大型の肉食鳥類が居たためだともいわれ、その時、木々の間を移動したり、新芽をつむために色を見分け、遠近感を明確にするため目が進化したともいわれます。

これらは何を意味するかというと、本当の進化は絶えず不利な状況や苦痛の中から生まれるという事です。

一方、その時代で繁栄を謳歌し、現状の延長線上に効率と評価を認知してしまった種は、皆例外なく滅んでいます。


鳥が樹木の中に居る虫を食するために、くちばしを長くすることが「現状の延長線上にある進化」だとすれば、口を使う事をやめ手を進化させること、さらに言うと木の中に居る虫を食べることをやめ、別の場所や方法で餌を探すことを模索することが現状の延長線上にはない進化です。
そして、これこそがその種を強化し、新たな次元へといざなうために必要な事なのです。

あなたが今、心の中に言いようのない苦痛や苦労、不安を抱えているのだとしたら、それはまさにあなたの中にある進化の光が、輝こうとしている瞬間とも言えます。
どこに向かうべきかその道筋さえ分からないような時、それこそが真の道なのです。

人間の脳は膨大なエネルギーを消費します。
それゆえ、脳は常にRASというフィルターシステムでほとんどの情報を過去の記憶に依存し、新たな情報はよほどのことがなければ認知しないように作られています。

いつも出勤している会社や、通学している教室の一部が少し変化していても、ほとんどの人が気づきません。
もしそうしたすべての情報を瞬間瞬間更新していたら、脳は大変なエネルギーを消費することになり、私たちの体はもちません。

脳がその機能の数%しか使っていないというのは真実であり、正常な事なのです。

時にサヴァン者のように、超絶な能力を発揮してしまう人がいます。
10万年分のカレンダーを覚えてしまう人、一度聞いたメロディーを明確に覚えてしまう人、一度見た映像を正確に模写できてしまう人。
脳は本来、その程度の能力は持っているという事です。

しかし、サヴァン者の才能もごく限定的です。
例えばカレンダーの記憶が得意な人であっても、英単語の記憶は全くできないなのです。

これは、脳が消費エネルギーを調節しているといえます。


私たちは、一度見た事、体験したことをキャッシングし、今見ているものは過去の記憶を利用している場合が多いのだといえます。
言い換えると、今日は昨日までの連続であり、昨日は、その前の日までの情報を活用してみています。

つまり、脳を働かせるためには、能動的に新たな景色を見たりし、過去の記憶が役立たないような状況をつくるべきといえます。
そう、好奇心を持って未知の分野に挑戦する事が重要だという事です。

新しい分野に挑戦したり、これまでの記憶が役立てられないような状況というのは、非常に不安で怖いものです。
苦痛を伴うでしょうし、苦労もします。

それゆえ私はお伝えしたいのです。
もしあなたが今苦労していたり、苦痛を感じているというのなら、それは脳が新たな情報を瞬間瞬間にキャッチしようとしている状態であって、決してマイナスな事ではないのだということをです。

その状況を楽しんでください。
私は今進化しようとしているのだと感じてみましょう。

迷いや迷走を楽しむことができれば、若さと美しさを手に入れることができます。




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