夢についてのお話 2/5


夢のメカニズム

ここで夢の仕組みについて、改めて解説しておきましょう。

私たちの睡眠中の状態は、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類に分類されます。

眠っている人を観察すると、相手がまぶたの下で眼球を動かしていることがあります。それが、レム睡眠の状態なのです。

そしてこの眼球の動きは、私たちの精神が活発に活動していることを表しています。つまり私たちは、レム睡眠のときに夢を見ているのです。

一方、ノンレム睡眠は、そうした眼球の動きがない睡眠です。ノンレム睡眠のときは肉体も精神も深い休息の中にあり、夢を見ることはありません。

レム睡眠とノンレム睡眠は、約90分周期で繰り返されることが確認されています。一日に8時間眠るとすると、私たちはだれしも毎日5回くらいは夢を見ている計算になります。

しかしそうした夢の殆どは、記憶中枢のなかに保存されることなく、忘れられてしまいます。ただ、起きる直前にレム睡眠の状態にあったときだけ、その夢を覚えている事ができるのです。

この本を読んでいる人のなかにも、「私はよく夢を見るの」という人もいれば、「夢なんてめったに見ない」という人もいるでしょう。

夢を見ないという人も、実際には一晩に何度も夢を見ています。ただ、起きる直前にノンレム睡眠の状態にあったか、起きると同時に夢を忘れてしまったかのどちらかなのです。

確実に夢を見る方法は?

これまであまり夢を覚えていない、という人も自分の意識を少し変えるだけで確実に夢のメッセージを受け取る事ができるようになります。

そのためには、まず毎日できるだけ同じ時間に起きるようにするのが最も効果的です。 私たちの体は、生活に合わせ自然にサイクルを作るようになっています。起きる時間が一定であれば、 たとえ睡眠時間が短くても起床の時点でレム睡眠の状態になり夢を覚えていられる確率が高まります。

また、夢は基本的に記憶に残りにくいものです。起きた時点では、夢を見ていたはずなのに、 顔を洗ったり朝食を食べたりしているうちに忘れてしまった、という人も多いはずです。

そこで、朝目が覚めたら、わずかでもよいのでベッドの中で夢を思い出す時間を作りましょう。 夢を思い出し、振り返る事で、夢が確実に記憶に残るようになるはずです。

また「夢を忘れない」という意味では、枕元にメモ用紙や夢を書きとめておくためのノートを置いておくのもお勧めです。 著名な作家やデザイナー、コピーライターの方などは、夢からインスピレーションを受け取ることが多いため、常に枕元にメモ用紙を置いていると聞いたことがあります。

夢は、あなたの中に潜むもう一人の自分であり、大切なパートナーですから、 あなたから積極的に夢を見るような努力をしたり、夢のメッセージに素直に耳を傾ける姿勢を見せれば、 あなたの潜在意識もより活動を活発化してきます。

夢と上手に付き合っていくことで、あなた自身がさまざまな判断ミスを予防したり、幸福な恋愛をしたりすることができるはずです。





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