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夢日記 - 部屋に戻ると、自分はすでに死んでいた



断崖絶壁に建つ家々。
自宅は小高い丘にあるが、知り合いの家は眼下に海をまたぐ橋の上に建っていた。

かなり堅牢な橋なので崩壊することはないのだが、海から登ってくるさまざまな異様生物が窓ガラスに現れるのが難点だ。

今日も窓にびっしりと美形のゴリラがしがみついていた。
人間よりも3回りほど大きなその体格は、物腰柔らかそうな表情とは裏腹に、一度凶暴になれば手がつけられない事を意味している。

どうやらその家は自分から見て親戚という立場の関係らしく、さまざまな親類がよく遊びにきているという感覚だった。


自分は他人と共同生活することが苦手なので、早々に退散しようとしていたが、皆がベランダから100メートル以上もある眼下の海に飛び込みはじめたので、一人留守番をすることになった。

窓にはまだゴリラがいる。
私とゴリラは見つめ合ったまま、異様な空気が流れていた。


海にはイルカ、クジラはもちろん、小さなナマコ、熱帯魚までが混在する不思議な海。
人が入って害はないのだろうかと不安だったが、ここの親戚達はほぼ毎日日課のように飛び込んでいるので、まぁ問題はないのだろう。


しばらくしてゴリラは海に飛び込み、私が留守番をする必要がなくなった。

そこでそこから少し高台にある自宅に帰ることにする。


石灰岩のような歩きずらい階段を登り、自宅へ着く。
鍵はかけていないので、ドアはそのまま開く。

一人暮らしとしては比較的広めの1LDK。
さらに風呂場は6畳一間あるほどの広さだ。
ベランダからは海とは反対の山岳地帯が眺められ、眺望は最高だった。



お気に入りのオーディオをかけようと電源を入れてみたが、どういうわけかスイッチが入らない。
故障とは思えない、今朝まで利用していたのだ。


キッチンにある冷蔵庫も電源が切れていた。
かろうじてまだ溶けていないアイスクリームを食べながら、どういうわけか考えてみた。

しかし、そのアイスクリームにも味がまったく感じられなかったのだ。


ベッドの上で味のしないアイスを食べながら、この状況について考えていると、入り口から見知らぬ夫妻が入ってきた。
会話の内容からして明らかに夫婦だろう。

しかもまだ若い。


女性の声が奥から聞こえてきて、家具は片付けていないようねという。
他人の家にノックもせずに入ってきて、どういう了見かと思ったので、私は思わず、あんたら誰?!という態度を取ってしまった。

すると彼らは、ここは私たちが先日購入した部屋だというではないか。
たしかに居間の奥には彼らが運んだと思われる荷物が多数あった。

私は先居者として、荷物もあるし、ふざけないでほしいと伝えてみたが、彼らは引き下がらない。
これは管理会社に通達するしかないと思ったが、その時に気付いてしまったのだ。

そう、嫌な予感を。

さっきから食べているアイスクリーム。
実は味を感じていない。
最初に点けようとしたオーディオに電源が入らない。


もしかしたら、自分はすでに死んでいるのではないだろうかと。
そしてここは前の自分の荷物をそのままに、誰かに売られたのではないかと。



なぜ自分の声が奥さんの方へ届いたのかはわからないが、そう考えれば全て合点が行くのだ。


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