津波に飲み込まれ、記憶を持ったまま過去に戻る


夢日記 - 津波に飲み込まれ、記憶を持ったまま過去に戻る



海辺に佇む一軒家で暮らしていた。
実に平和で、変化がなく、このまま何事もなく平穏に人生が終わるのだろうな、、などと夢の中で考えていたのだ。

突然、目の前にビーチから海水が弾き始めた。

これは地震の予兆で、大きな津波がくるかもしれないと直感し、すぐに部屋を出て海水浴客や周辺の住民に状況を説明した。

しかし、思ったよりも波は早く、一気に街全体を飲み込んでしまい、自分も海の中に飲み込まれることになる。


神せせりという現象がおこった。


死んだのか、生きているのかがよくわからない曖昧な状態、それが神せせりだ。

水の中でも苦しくないということは、生きていないということかもしれないが、確かに海水の中にいて、意識もあることからして、生きているとも言える。


しばらくすると意識が遠のき、浜辺に打ち上げられていた。
不思議なことに、自分は子供の姿になっていた。

記憶はそのままの状態でるので、肉体だけが過去にもどったとでもいうのだろうか。


桟橋から目を移すと、自分が暮らしていた家がある。
幻影なのか、現実にそこにあるのか、自分はすでに亡霊になっているのかさえもよくわからない状態だが、その部屋を目指すことにした。

ともすれば、この時代の自分と家族がいるかもしれないし、彼らから自分が見られたら面倒なことになりそうだとも思う。


部屋の中に恐る恐る入ると、母親は私を迎えてくれた。
しかしその関係は微妙で、家の家賃負担について開口一番に指摘される。

おそらくこの時代は、私と母親で家賃を折半していたのだろう。
しかし、子供の自分に収入などないので、海で魚を捕まえて売るか、街で商売をして稼ぐしかない。

この時代の自分はおそらく母親とちょくちょく喧嘩していたようなのだが、自分はすでに大人の記憶なので、冷静にその成り行きを見守っていた。


あの津波によって、私は過去に戻ってしまったのだ。
そして過去にわだかまりのあった母親との確執を埋めるために、過去に戻されたのかもしれない。

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