どれだけ進んでもたどり着けない駅


夢日記 - どれだけ進んでもたどり着けない駅



温泉街なのに沖縄にいるという不思議なシーンから始まった。

今自分がいるのは宮古島駅。
ひとつ後ろが石垣島駅で、歩いている方向には那覇駅がある。

夢の中ではこうしたむちゃくちゃな設定でもなぜかしっくりきているから不思議だ。


温泉街なので、切り立った山が行く手をさえぎり、なかなか駅にはたどり着けないでいる。
電車に乗れば早いのだが、この世界の列車は幽霊電車と呼ばれていて、乗った者は魂を抜かれ、永遠に列車から降りることができないのだ。

我慢して歩き目的地へ向かうか、いっそ列車に乗って魂だけになってこの世界を生きてゆくか。
それを選ぶために駅がある。


宮古島駅を出てから数十分、すでに何本もの列車が横を過ぎていった。
窓越しに見える乗客たちは皆半透明で魂が抜かれているのがよくわかる。
だが、悲しい顔をしている人は皆無で、列車からは出られないがそれなりに人生を楽しんでいるようだ。


那覇駅は目の前に迫っているのだが、大きな山が邪魔をしているため、迂回コースを選ばなくてはならかった。
まずは踏み切りをわたり、左回りで駅に向かう。

しかしそこは急勾配で車の通りも多く、非常に危険だ。

迂回コースの途中にはつり橋があり、いつ崩れてもおかしくない状態。
そこをわたらなければ駅にはたどり着けない。


もし対向車が着たら、その重みで橋が落ちてしまいそうな勢いだ。

橋を渡るべきか否かを迷っていると、テレビゲームが始まった。
どうやら格闘ゲームらしいのだが、ここである一定の得点を出せば、橋を渡らなくてもよいというオプションが手に入るらしい。

さっそくゲームを開始した。
その内容はシンプルで、一定のレベルまで達成すればよいというものだ。

しかし、どれくらいやりこめばレベルが上がるのかがわからないので、ここでどれだけ時間がかかるのかが読めない。
素直に橋を渡るべきか否か、ゲーム中に不安に襲われた。


それから数時間が経過したのだろうか。
すでに列車は十数本通りすぎ、つり橋も車が行き交っているが、自分がこうしてゲームをしていては時間の無駄だと判断し、橋を渡るほうを選ぶことに変更した。


橋を渡る前には不安だったが、まったく問題なく通り抜けることが出来、あのゲームの時間はなんだったのだと思う。


那覇駅には魂を抜かれた半透明の人たちであふれていた。
実態の姿を持った私のような存在はすでに珍しく、羨望のまなざしで見つけられる。

彼らは言葉も失っており、表情もない。
ただ、静かにボーっとこちらを見つめているだけだ。



「回想」

今回も実に中途半端なそして意味不明な夢だった。
登場人物は自分以外に居ないので、自分の心の中にある何かが投影されたのだと思うが、駅、沖縄、吊橋、ゲーム。
このあたりの単語が夢にはよく登場する。

楽をしてはいけないという意味で、列車に乗ることをためらうのだが、そのくせ橋を渡ることも躊躇していることから、現実世界でどっちつかずの判断を自分がしているのかもしれない。

決断をしなければならない事案を抱えているのだろうか。
または決断をしなければならない時期なのだろうか。



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