貧困女性の実態とは


コラム - 貧困女性の実態とは



単身女性の3人に1人が貧困状態にあるというにわかには信じがたいレポートが政府から発表されて数年、しかし自分の周りにそれらしい女性は見たことが無い。

もし上記のレポートが真実なら、おそらくそうした貧困状態にある女子が自分の本来の姿を「分からないようにしている」としか言いようがないかもしれない。


以前、ネットカフェで働くアルバイト男性に話を聞いたことがあるが、確かに毎日通う女性が実に多かったという点、そしてそのネットカフェ等で働く男女自体が実はほとんど貧困状態であるという事も聞いて驚いたことがある。


最近のネットカフェでは食事、飲み物、個室はもちろん、シャワーや着替えまでが用意されている。
あるいみカプセルホテルのさらに簡易版だろう。


一時期派遣切りで派遣村などという胡散臭い団体ができ、それが社会のセーフティーネットだと騒がれたことがあったが、正規のセーフティーネットは、それを求める本当の需要者には届いていないのが事実だろう。

生活保護や仮設住宅などに入居できる要件すら満たさない、本当のドロップアウト者にとっては、こうしたネットカフェこそがまさにセーフティーネットなのだ。


しかし最近ではそうしたネットカフェでも、連泊が難しくなってきているのが現状だ。
深夜料金で料金が安いとはいえ、毎日消えてゆく現金と、治安や保安の関係上、店側が制限を設けだしている。


そうなると次なる場所は24時間営業のファミレス、ファーストフード店になるが、こちらでも同様に長時間滞在者を追い払う対応をしている。


彼等、彼女らに居場所はあるのだろうか。


貧困の定義は微妙だが、生活保護で受け取る月の収入を下回る収入者ともいえるかもしれない。

生活に必要な絶対経費であるネットカフェ等の宿代、最低限の着替え、最低限の食費、そして交通費。
それらを足し算すると月に10万円は必要になるだろう。


私が学生時代にしていたアルバイトの時給は900円~1000円だったが、今もさほど変わってはいない。
物価は上昇し、世の中にあふれる億万長者の数は数倍に増えているのに、最下層で働く者の時給はまったく上がっていないのだ。

時給1000円で月に20日、8時間働くと16万円になるが、そこから税金や保険料を引くと手取りは14万程度になるだろう。
無論これは時給が1000円で20日働けるという好条件での話でだ。

多くの場合にはワークシェアリング等で働きたくても3時間や4時間、または時給を下げられるのが現実なのだ。



この国は一度貧困層に落ちてしまうと復活するのは至難の業ではないかと思う。
実は私の友人にも、保険業のマネージャーをしていた高額収入者の女性部長が居た。
彼女は50歳で年収1500万円を得ていたが、新しい上司をうまが合わず退社、その後3年間職が決まらず引きこもりになり、対人恐怖症が出てきてからというもの、貧困に落ちていった。

家賃も半年滞納し、裁判になり、一人息子は離婚した旦那さんに引き渡された。
仕事はチャットレディ―でなんとか食いつないでいたが、年齢が年齢だけにもはや再就職は難しいだろう。

毎月ごくわずかだが生活費を援助していたが、やがて連絡がなくなってしまった。
恐らく携帯電話も止められたのだと思う。

今はどうしているのかわからぬままだ。


人が貧困に落ちるには様々な理由があるだろうが、今の仕事が仮に順調だとしても安心はできない。



今後、私はこうした実際を調査してゆこうと思う。
しばらくは実際の貧困者に会い、実際の生活や理由を聞いてみたいと思う。



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