気分安定薬


■ 気分安定薬

抗うつ薬の効果が得られない場合、気分安定剤が用いられます。気分安定剤はその名の通り、気持ちを落ち着かせるはたらきをし、抗うつ薬と併用することで、症状をコントロールする作用を高めることができます。うつ状態と躁状態を繰り返す双極性障害の場合は、気分安定薬が投薬治療の中心となります。

気分安定剤には3つの種類があります。


1.炭酸リチウム
一般名 商品名
炭酸リチウム 炭酸リチウム・リーマス・リチオマール

・特徴:最も良く用いられる気分安定剤。興奮した脳神経を落ち着かせる。躁状態とうつ状態、どちらにも効果がある。また、躁転(抗うつ剤の服用によって急激にうつから躁状態になること)を防止する。
・副作用:吐き気・手の震え。
 一度に過量を摂取すると小脳に障害を起こす場合も(リチウム中毒)


2.カルバマゼピン

一般名 商品名
カルバマゼピン カルバマゼピン・テグレトール・テレスミン・レキシン

・特徴:興奮した脳神経を落ち着かせ、躁状態を改善させる。本来はてんかんの治療に用いられていた。
・副作用:めまい・眠気・口内炎。
 皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)を起こし、皮膚に発疹ができることも。


3.バルプロ酸ナトリウム
一般名 商品名
バルプロ酸ナトリウム エスダブル・エピレナート・サノテン・セボトボル・セレニカ・セレブ・デパケン・ハイセレニン

・特徴:脳神経を落ち着かせ、気持ちを安定させる。他の薬と比べて、効果が出るのが早い。
・副作用:眠気・めまい・吐き気・頭痛など、副作用は少ない。
 場合によっては血液障害や肝機能障害も。
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